動くことと、ゆるめること──更年期のからだに合った運動とセルフケアのバランス
2025/11/09
「体を動かした方がいいとはわかっているけれど、動く気力がわかない」
更年期の時期、こんなジレンマを抱えている方はとても多くいらっしゃいます。運動が自律神経に良いと頭ではわかっていても、からだが重くて、疲れていて、どこから始めればいいかわからない——。
今日は、更年期のからだに無理なく合う「動くこと」と「ゆるめること」のバランスについてお伝えします。激しい運動は必要ありません。むしろ、ゆっくりとした動きとしっかりしたゆるめが、更年期の自律神経を整えるのに最も効果的です。
更年期のからだと「運動」の関係
更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)の減少とともに筋肉量が落ちやすくなります。筋肉は熱産生の主役であり、血流を促すポンプでもあるため、筋肉量が落ちると冷えやだるさが増します。
また、エストロゲンには骨を守る働きもあるため、更年期以降は骨密度が急激に低下します。適度な運動——特に体に重力をかけるウォーキングや軽い筋トレ——は、骨密度の維持にも役立ちます。
さらに、運動によって分泌されるエンドルフィンやセロトニンは、気分の安定や不安の軽減に貢献します。つまり、更年期のからだにとって「動くこと」は、筋肉・骨・こころ、すべてにプラスになるのです。
「更年期に合う運動」と「避けるべき運動」
ただし、なんでもいいわけではありません。更年期のからだには、向いている運動と、逆効果になりやすい運動があります。
向いている運動:ウォーキング(特に朝)、水中ウォーキング、ゆっくりとしたヨガやストレッチ、軽い筋トレ(スクワット・かかと上げなど)。副交感神経を刺激しながら体を動かせる、穏やかな有酸素運動が最適です。
避けた方がいい運動:高強度インターバルトレーニング(HIIT)、激しいランニング、重い重量を使ったウェイトトレーニング。これらは交感神経を過剰に刺激し、更年期のホルモン変動をさらに不安定にする可能性があります。
「ゆるめること」も、立派なケア
更年期のからだのケアにおいて、「動くこと」と同じくらい大切なのが「ゆるめること」です。筋肉を動かした後は、しっかりほぐすことで疲労物質が流れ、回復が早まります。
ストレッチは、筋肉をゆっくり伸ばしながら深呼吸することで、副交感神経を活性化させます。お風呂上がりの10分間、好きな音楽をかけながらゆっくりストレッチするだけで、自律神経のバランスが整ってきます。
また、プロによるボディケアを定期的に受けることも「ゆるめること」の一環です。自分では気づかない深い筋肉の緊張をほぐしてもらうことで、運動の効果も高まります。
「続けること」が最も大切
更年期のからだのケアに、即効性を求めすぎないことが大切です。一度の激しい運動より、毎日の15分ウォーキングの方が、自律神経を整える効果がはるかに高いことがわかっています。
「今日は5分だけ歩いた」「今日はストレッチを3つだけした」——それで十分です。小さな積み重ねが、3ヶ月後、半年後のからだの変化につながります。完璧を目指さず、「少しだけ動いた自分を褒める」ことが、更年期のからだには何より必要です。
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愛知県江南市にあるKoKo・ikiでは、更年期世代の女性のからだとこころに寄り添うケアをご提供しています。「どんな運動が自分に合っているかわからない」「もっとからだをほぐしたい」という方のご相談も歓迎しています。施術を通じてからだをゆるめながら、無理のないセルフケアのヒントもお伝えします。
あなたのペースで、少しずつ動いて、しっかりゆるめる。その積み重ねが、更年期を豊かに過ごす力になります。江南市から応援しています。


