施術の前の「コンサルテーション」を大切にしている理由
2026/10/13
施術を行う前に、お客様には簡単なシートにご記入いただきながら、いくつか質問をさせていただいています。

シートに書かれている内容も、もちろん大切です。でも、もっと大切なのはその先にあります。
このシートを手がかりに、私が少しずつ質問をさせていただくと、「そういえば、こういうことがあった」「こんなことで大変だった」ということが、自然と思い出されてきます。
そうして、ご自身がどんな問題を抱えているのかに気づかれることで、リラクゼーションとして来てくださった目的が、「具体的に何を解決したいのか」へと変わっていきます。私は、その気づきがとても大切だと思っています。
漠然とした悩みだからこそ
医療機関に行くときは、目的がはっきりしています。たとえば風邪や、どこかの痛みなどです。
しかし、私たちのようなアロマトリートメントサロンにいらっしゃる方は、「なんとなく疲れている」「更年期かな」といった、漠然としたお悩みの場合が多いです。
更年期にからだに起こるさまざまな不快なことは千差万別で、人それぞれ、まったく違います。
「出口がみえない悩み」
そうおっしゃっていた方もいらっしゃいます。
一緒に伴走するサロンでありたい

最終的には、自分の課題には自分でしっかり向き合っていかなければならない。そのことを腹落ちしていただくこと。
そして、アロマの香りとトリートメントで心とからだをほぐし、リラックスして、こころの余白を広げていただけたなら。
そのあとで、自分がどんな心持ちで課題に向き合っていくのかをあらためて自覚していただき、そこに一緒に伴走するようなサロンでありたいと思っています。
そのためには、お客様との信頼関係をしっかりと築いていくことが大切です。
実際にあったお話
あるお客様は、3年ほど前から、平日は仕事と家事でくたくたになって何もする気になれず、休日もずっと横になっていることが多かったそうです。
ホットフラッシュや不眠(夜中に目が覚めてしまう中途覚醒)など、更年期特有の不快な症状も気になっていました。
それでも、ご自身でからだを動かすことも取り入れようとヨガ教室に通いはじめていて、サロンに来ていただいたときは、ちょうど少し筋肉痛になっているとのことでした。
そこで精油は、バジルとウィンターグリーン、そしてすっきりとした香りのラビンツァラをブレンドして、トリートメントさせていただきました。

次にご来店いただいたとき、初回の施術を受けたその夜はとてもぐっすり眠れて、なんだかすっきりとした気持ちになった、と伝えてくださいました。
そしてこのとき、「出口の見えない悩みから、少し先が見通せるようになった」というお言葉をいただきました。
とても嬉しかったです。少しずつ前向きに暮らせるようになっていくこと。そんなふうに、お客様の悩みに伴走していけること。そして、お客様がご自身の抱える問題を冷静にとらえられるようになったこと。あらためて、こうしてサロンをやっていてよかったと思えました。
お客様とサロンをつなぐもの
コンサルテーションは、まずお客様との信頼を築くこと、そしてその後の経過を見ていくことにつながります。
お客様とサロンとの大切なつながりとして、コンサルテーションは重要な役割を果たしていると思っています。

